インプラントの治療を受けたいときには、インプラント治療に向いた病院を探すことが大切です。特に「歯周病」予防に力を入れていたり、「禁煙」を強く勧めたりする歯科医院がインプラントに向いている歯科医です。インプラントは、残った自分の歯を助けて快適な生活を送れるようにあみ出された治療法なので、それをサポートすることに重点を置いている歯科医院がよいと言えます。歯周病に喫煙がよくないことはよく知られていることであり、インプラントの外科的手術のキズも喫煙していると治りが悪くなって、成功率も悪くなってしまうので、禁煙も大切なポイントとなるのです。
インプラントによる治療の中で、インプラントを骨に埋め込む手術自体は30〜120分ほどで終わる簡単なものです。その後、埋め込んだインプラントが骨と上手く結合して歯根として機能するようになるまでの期間が2〜3ヶ月必要になりますが、この期間は個人の状態やインプラントの種類によって変わってきます。一般的には、下アゴで3ヶ月、上アゴで6ヶ月ほどかかるといわれていますが、インプラントの種類によっては約1ヶ月という早さのものもあるようです。
インプラント手術のリスクとしては、これらの他に埋め込んだインプラントが上手く骨と結合しない、細菌の影響で歯周病のようになってしまい骨が吸収されてしまうといったことが考えられます。このように様々なリスクがあり、どんなリスクでも完全に排除するということは不可能であるのですが、とくにトラブルとなりやすい状態にある方にはお勧めできるものではありません。インプラント手術の技術は日々進歩しており、高い技術を持つ医師ならば難しい症例の治療が可能となることも多々ありますが、次のような方にはお勧めできません。たとえば、投薬して糖のコントロールをしていない糖尿病の方は、抵抗力が弱まっていますので術後に歯周病などにかかる確率が高くなります。また、高血圧の方も投薬などで血圧のコントロールをしていない場合はリスクが高まりますので手術は避けたほうがよいでしょう。
インプラントによる治療なら、しっかり話せて、しっかり噛めるから自分の歯のように美味しく食事をすることが可能です。入れ歯になってしまうと味覚が低下するということも多々ありますが、インプラントによる治療なら味覚はそのままですから、食事が楽しくなくなってしまうということもありません。食事は一生のことですから、味覚が低下しないという点は注目すべきメリットではないでしょうか。
インプラント以前に多く取られていた治療法である「ブリッジ」は、抜けた歯が1本、または複数本でも少ない数の場合に取られる治療法です。抜けた歯の両側に生えている健康な歯を削って、抜けた部分の代わりの歯を両側の歯で支えるという方法が「ブリッジ」です。「ブリッジ」は、抜けた歯の代わりの歯を、その両側の歯で支えるために、両側の健康な歯を削らなくてはいけなくて、その影響で、健康だった両側の歯に負担がかかり、抜けた歯だけではなく支える歯まで失ってしまう確率が高いという問題点がありました。