インプラントと入れ歯の違いは、かなりはっきりとしています。入れ歯を一度でも使用したことのある方ならお分かりかと思いますが、入れ歯は取り外しが可能なためか、口の中に異物感があり、発音が難しくなるのです。また、口を開けたときに金属が見えることなどもあるので、食事の際に気にしている方も多いのではないかと思います。これに対して、インプラントは基本的に取り外しをしないので、がたつきもなく、自然に食事をすることが出来ます。金属を使用するのは歯ぐきの中とインプラントの中だけなので、金属が見えるのを気にすることもなく食事を楽しむことも可能なのです。
インプラントはチタンという素材のものを使います。これは生体親和性があるために、生体組織との相性がよく、金属アレルギーの人でも安心できます。また、耐久性にも優れていますので、長い人生の中でも安心して使うことができます。インプラントには、多くの種類があります。それぞれに特徴があり、治療にかかる期間や費用も異なります。また、その人の症状によっても適するものが違ってきますので、歯科医と相談して治療法などを決めることになります。治療にあたっては、口腔内の検査やCT、レントゲンなどを録り、よく検査します。その結果に基づいて使用するインプラントを決めますが、わからない時には納得するまで、質問し、相談するのがいいでしょう。
インプラント治療は、歯の治療です。歯は人間が生きていく上で、なくてはならないものです。もしも、歯がなくなったらどうやって生きていけばいいのでしょうか。想像がつきません。その意味でも、インプラント治療はとても役立っているのです。
インプラントは局部麻酔をしてから埋め込むので、痛みは殆ど感じません。手術に要する時間は口腔内の状況によって多少違いますが、約30分から120分だと言われています。1回で埋め込み作業を終わらせる"1回法"の場合まず、局部麻酔を用いて歯肉を切開してから骨の部分に穴を開けそこにインプラントの根っこの部分を挿入します。この場合に使用されるインプラントは歯根部と歯台部が一体となっているので頭の部分である歯台部は歯肉から出ている状態で終了します。次にインプラントと骨が結合するのを待つのですが、これには大体2,3ヶ月かかります。そして結合したら、最後に切開した歯肉の状態がよくなっているのを確認して新しい歯となる部分を取り付けます。
インプラントは、インプラント体(フィクスチャー)、アバットメント、人工の歯(上部構造体)、スクリューという4つの部分でできています。インプラントの治療は、この4つを、治療する歯の部分に構築する構造を持っています。まず、フィクスチャーとも呼ばれるインプラント体はインプラントの本体で、あごの骨の中に埋め込まれる部分を言います。フィクスチャーは材質に酸化チタンを用いており、噛む力を支える構造になっています。