インプラントについて調べてみてある程度のことはわかったが、私はインプラント手術を受けることができるのか不安になってしまった。というのも、私は喫煙者だから自覚症状はないけど歯周病にかかっているかもしれないし、アゴの骨の状態も自分ではよくわからないからだ。私のアゴの骨はインプラントを埋め込むことができるだけの厚みや高さがあるのだろうか?そこで、これらの疑問を解決すべく、歯科のカウンセリングを受けてみることにしたのだった。
インプラントはどのくらいの期間もつのでしょうか?寿命はありますか?「インプラントは個人の使用状況によって状態がかわりますので一概にどの程度もつとはいえませんが、30年余り昔にインプラント手術が行われるようになった頃の患者さんのインプラントが未だ使用されているという報告もあるほどです。天然の歯が残っている状態でインプラント手術をした場合は、この天然の歯がなくなってしまったときに適切な治療を受けないとインプラントに負担がかかってしまいますので、異常を感じたときはすぐに治療を受けることが長持ちの秘訣です。また、歯周病などを予防するプラークコントロールも重要になってきますので、定期健診や毎日のブラッシングは欠かさずにしましょう」
インプラントの正体は人工の歯根で、これをアゴの骨に埋め込む手術をインプラント手術といいます。たとえば、怪我などで大切な歯を失ってしまった場合や歯列矯正を行う場合にネジのようなインプラント本体を歯肉を切開して埋め込み、その先端にセラミックなどでできた人工の歯を被せるというしくみになっています。
インプラントの治療には、一般的にあごの骨の十分な厚みが必要とされていますが、現在の最新の医療技術では様々な他の選択肢が登場しています。その中で代表的なのは、ソケットリフト法、サイナスリフト法とよばれていますが、こちらはインプラントの基礎部分を埋め込む骨の厚みが十分に無い患者さんに対応した治療法で、骨組織を再生させるという技術と組み合わせることで、インプラントの結合に必要な骨の厚みを確保するという内容です。このリフト法を施術するためには、インプラントの治療そのものの手術期間に加えて、さらに6ヶ月ほどの骨組織の再造成期間を必要としています。
インプラントの技術を利用した人工歯の場合には、きちんとお手入れさえしていれば、その効果をずっと持続させる事が出来ます。その期間も35年以上というように半永久的です。通常の入れ歯等であれば、年と共に歯肉がやせてしまい歯がぐらつくようになったり、改めてサイズを作り直す必要があったり、入れ歯の取り付け方法によっては、健康な両隣の歯を削ったりする事もあります。その点についてもインプラントなら、他の歯から全く独立した単独の人工歯なので影響を受けることも、与えることもありません。